2016年12月26日月曜日

essay No.5 / クリスマスマーケット

エッセイ 静かなドイツの森の窓から

 ここはおとぎの国なの?

 そんな錯覚を起こさせるシュツットガルトのクリスマスマーケット。 その美しさや世界最大規模を誇る壮大さが魅力です。

 シュツットガルトのクリスマスマーケットは全土4km²の広さです。そこには280軒以上のログハウスが立ち並び、どのログハウスの屋根にも美しい飾り付けが施されています。「屋根の飾り付けによる最美ログハウスコンテスト」が行なわれるからです。

 各ログハウス内では独自の商品が販売されています。クリスマス菓子やツリー用装飾品、冬用衣服、食料品など。ここに来れば、この時期の必要品で手に入らないものはなし。

 「厳しい冬を越すための生活必需品や、クリスマスに贅沢出来るようなお菓子を物々交換する」ために14世紀に発祥したクリスマスマーケット。
 
 11月末から4週間開催され、連日のべ1千人、期間中合計4万人以上の人々が世界中から訪れてきます。
 
地元民にとっては「仕事帰りの立ち飲みホットワイン 」が根強い人気を博しています。おとぎの国にいるような雰囲気の中で一杯飲めば、心も体もポカポカして「良い気分〜」で帰宅出来ます。
 
夢の国のようなクリスマスマーケット。1224日正午になると跡形もなく消えてしまいます。人々もログハウスもなく、残るは静けさのみ。
 
 24日の正午以降は市内全てのお店が閉まり、街は完全なる静寂に包まれます。 イエス・キリストの降誕を祝うのがクリスマス。人々はしじまの中で厳粛な気持ちを深め、神聖なる聖夜を迎えます。

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 「おとぎの国』の数々の写真をご覧になれます。 是非こちらのリンクからご閲覧下さいませ。http://junko-yamamoto.blogspot.de/2016/12/2016.html





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