エッセイ 静かなドイツの森の窓から
シュツットガルトにあるポルシェ本社に隣接し、斬新なデザインで特別なオーラを放っている「ポルシェ博物館」。
「ポルシェ聖地」とも呼ばれています。
ポルシェ約80台は3セクションに分かれて展示されています。
各セクションを勝手に名付けると「納得」「溜息」「失神直前」。
「納得セクション」では、ポルシェの技術史を知ることが出来ます。
開設(1931年)当時生産されていた 消防車やトラクター、 ポルシェ初の電気自動車モーターなどが展示されています。
「そうだったのか!」「トラクターなのに可愛くてお洒落!さすが!」という納得感を得られます。
「溜息セクション』で
は、1948年の第1号車から最新のモデルに至るまでのポルシェスポーツカーが年代順に並べられています。それらを溜息交じりに鑑賞し、心ゆくまで堪能できます。
一番テンションが上がるのは「失神直前セクション」。
「911」の進化史コーナーや、「ル・マン24時間耐久レース」にてモータースポーツ史上栄光に輝いたレーシングカーがズラリ勢揃いする展示コーナーがあります。
「壮大な夢」や「壮絶な闘い」や「深い哲学」の結晶品である伝説的スーパーカーを観ながら、感動で失神しそうになります。
展示されている車のボンネット内の観察や、試走も可能ですし、オプションとして、エンジンパーツのピックアップから最終のインテリア組み込み工程までを工場内にて見学出来る
「ファクトリーツアー」もあります。
館内ショップでは、全歴代ポルシェ車の大小様々なミニカーが並んでおり、世界各国からの「巡礼者たち」は「my御護り」としてのミニカー選びに勤しんでいます。
彼らの直向きな姿からは純粋さと情熱が滲み出ており、痛感させられます。ここは「ポルシェ聖地」なのだと。
写真の説明
ポルシェ博物館前のモニュメント。3台のポルシェ車911が括り付けられている前衛芸術作品。
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