2016年10月25日火曜日

No.01 伝統のビール祭り

エッセイ 静かなドイツの森の窓から



 聞こえるのは鳥の囀りのみ。

 
 カッコウの歌声とキツツキが樹をツツく音が静寂の中に響く。
 それが私のドイツの家です。
 シュツットガルト市内の森の中にポツンとあります。


 森の向こうにはビール醸造所があり、9月の最終土曜日には「あの音」が訪れます。


 パッポコ、パッポコ、パッポコ。
 おしゃれな伝統衣装に身を包んだかわいらしい馬たちのパレードです。

そうです、恒例のビール祭りの始まりです!

  出来立てビールを50樽ほど乗せた祝祭用の各馬車は、醸造所からビール祭り会場までの約10kmの道のりを行進します。

ビール樽も生花で可憐に飾られており、見ていて思わず溜息が出てしまいます。

樽の中のビールを飲みたいと心がはやります。



お祭り会場は地元の醸造所が建てたビールテントや、300機以上の最新かつハイテクなアトラクションや、無数の屋台や射的などがあるゲームセンターで賑わっています。

「これがテントなの? 』 ビールテントとは2千人は軽く収容できる超大型ログハウスのことで、収容人数が6千人を超えるものもあります。


「どの醸造所のビールテントに入ろうかなぁ。ワクワク!」 ビールテント選びも高揚感を高めてくれます。
 
気に入ったビールテントに入場し、1リットルサイズビールジョッキを片手に、音楽隊の生演奏に合わせて肩と肩を組んで歌い合い、腕を組んで踊り、馬鹿話をして陽気に盛り上がります。


 日本人にとって馴染み深い名前「オクトーバーフェスト」はミュンヘンで開催されるビール祭りの名前で、シュツットガルトのは 「カンシュタッターフォルクスフェスト」という長い冠を授かっています 。

 シュツットガルトでのビール祭りは9月の4週目〜10月の1週目に行われ、その期間中のビール消費量は300万リットル以上です。ソーセージ、南ドイツ風餃子(マウルタッシェン)、皮カリカリ豚すね肉の骨付きグリル、ドイツ風焼き鯖など、ビールと一緒に食すと何と美味しいことか! 「楽しく飲んだり食べたり出来る平和な世の有り難さ!」 を痛感します。

  
 19世紀のヨーロッパは大飢饉に苦しんでいました。

シュツットガルトのビール祭りは大飢饉の終焉を安堵し実りの秋を喜ぶ収穫祭として1818年に始まり、約200年続いています。


 お祭りが終わると、350ヘクタール(東京ドーム7,5個分)の会場は元の広大な原っぱにかえり閑けさが戻ります。ビールテントもアトラクションも2週間だけのための仮設なのです。


 人も土地も、思いっきり弾けた後は静かな日常へと 戻っていくのです。


2016年10月7日金曜日

Hallo my favorite SPRÜNGLI / スイスでしか食べれない最高のチョコレート

スイスの都市バーゼルでのコンサートが終わりました。
楽しかったです(((o(*゚▽゚*)o)))

ヨーロッパの乾燥している空気は 
やはり
ピアノの音を綺麗に響かせてくれます。

このスタンウェイのピアノB型、よく手入れされていて
演奏していて凄く気持ち良いです。 
調律師さん、ピアノとピアニストに愛情を注いで下さって
ありがとうございます!

あまりに心地よいので
コンサートが終わってからも
ここで個人練習をしてます(((o(*゚▽゚*)o)))


至福の時間(((o(*゚▽゚*)o)))
ピアノを愛でて、ピアノの音に愛でられている。
閉館になったので終えましたが
練習を辞めるのが辛いくらい
喜びがありました。

スイスにいるからには
食べなくちゃ!
練習したご褒美を自分にあげなくちゃ!!
シュプルングリ のお菓子!!!


スイス国内にしか店舗がないシュプルングリ 。
チョコレートのクオリティーと美味しさは
もちろん
最高です。

見た目もとても洗練されているので、
ショーウインドーを観てるだけでも
楽しいです。 
 
マカロンも最高に美味しい〜(((o(*゚▽゚*)o)))

チューリッヒ国際空港内にも店舗があります。
日本へのお土産に是非。
Sprüngli のお菓子の最高の美味しさには
奥様も彼女さんも
ご機嫌最高になりメロメロになること間違いなしです。


 xoxo









2016年10月3日月曜日

ドイツ シュツットガルトのビール祭り/ Canstatter Volksfest 2016

ドイツ シュツットガルトのビール祭り
『Canstatter Volksfest』
についてのレポートです^-^

地下鉄U1か U2か U11に乗ります。
地下鉄は途中から地上に出ます。
見えてきました〜 〜(((o(*゚▽゚*)o)))
Mercedesstraße で電車を降ります。

敷地内に入るのは入場無料です。

ビールテントが見えてきました 〜(((o(*゚▽゚*)o)))
テントといっても、木製のシッカリした巨大なログハウスです。


ビールテント前に立つとこんな↓感じです。
巨大さを 解っていただけますでしょうか^-^?
ビール祭り期間限定なのに、こんな巨大なものを幾つも建ててしまうドイツ人って凄いですね〜〜(((o(*゚▽゚*)o)))
そんなにもビールが大事なのどすかえ^-^?

ビールテント内はどこもかしこも満席で、予約をせずに来たので入れませんでした。
350㌶もある会場内を気の向くままに歩いてみます。


ありました! 定番のハート型レープクーヘン。
一枚一枚にメッセージが書かれてあります。
販売されてるレープクーヘンのメッセージの90%は『イッヒ リーベ  ディッヒ』。
『君を愛してる』だの『君に恋してるだ』の書いてあるハートのお菓子を恋人にあげるんです。
このハートのレープクーヘンはイベントのお土産的なものとして作られ販売されているので、お味はまあまあというところです。本格的なお菓子としてのレープクーヘンを食べると、コレは美味しい!! です^-^


歩いているとお腹すいてきます。
ピザ、中華、 女性の好きなフルーツ系の屋台などが所狭しと並んでいます。


テントに入らなくても、外でも勿論ビールを飲めます。

ハイジがいました。風船になって。
ドイツ語の発音だとハイディー 。

強烈なアトラクションであるグラディエーターありました。

乗り終わった後は、どの人も髪ボサボサでフラフラになっています。

観覧車に乗りたい!
会場内には大きな観覧車が2機グルグル廻っています。
回転速度は日本の観覧車の5倍くらいです。スピーディーです。ドキドキします。

観覧車に乗って上から見下ろすと、会場の様子が一瞥できます。
これらの建物や乗り物が2週間という期間限定の仮設であり、ビール祭りが終わってしまうと閑散とした何もない平地だなんて、不思議です。
アトラクションはキリがないくらい沢山揃ってます。
 

過激なアトラクションの後はほっこりしたくて子供コーナーへ行きます^-^

金魚釣りではなくて、恐竜釣り。
 


スピードの緩やかな子供用ゴーカート。

電車のような形をしてるけどメリーゴーランド的な動きの乗り物。


ブラブラしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、もう夕暮れです。
60万の人口を抱えた都市シュツットガルトですが、緑が豊かで、ネーカー川がゆったりと流れていて綺麗です。


日が暮れると肌寒く、10月頭なのに5度しかありません。
遊びにいらっしゃる方は脱ぎ着しやすい服でいらしてくださいませ^-^/



 xoxo

2016年9月22日木曜日

Tea Time Show in Osaka 2016 / ティータイムショー 大阪2016

楽しかった〜〜 〜(((o(*゚▽゚*)o)))
9月22日、秋分の日。
テーマは『ウィーンを愛した作曲家たち』
サブテーマは『ワルツ』

多くの方々にお越し頂き感激です。
ご協力下さったくみこクリニック様、高校の同窓生の先輩方、後輩方、沢山の知人友人の方々。

このティータイムショーも、多くの方々に支えられたお陰様にて開催できました。
主催のサロン・ドュ・アヴェンヌ 様、素敵な場所をご提供下さり有り難うございました。

コンサートを行なう度に思うこと。ピアニストだけが拍手を貰うのではない、本当に拍手を貰うべき人々は開催者や運営者、スタッフの方々、そしてお客様だということ。

フォトグラファーの中村精吾氏が素敵なショットを撮って下さったので、写真でコンサートの様子をご紹介します^-^

曲ごとにピアニスト自身の思いや解釈、曲の時代背景や作曲家のことについてお話しました。

ベーゼンドルファーのピアノで、このような素敵なスペースでのクラシック音楽会。
お客様が息をのんで聴き入って下さってるのを間近で感じます。ピアニストとして幸せです^-^ 


お客様との"饗宴"コーナー、今回もワクワクでした!
楽し過ぎて共演時間が短過ぎる!って感じました。


休憩時間には『鹿の湯ホテル』からの差し入れ、とても美しいお菓子『鹿の湯のかし』を皆で頂きました。

鹿の湯ホテル様、有り難うございます。

ヨハン・シュトラウス/ ワルツ『春の声』
シューベルト-リスト/ 糸を紡ぐグレートヒェン
シューベルト-リスト/魔王
フランツ・シューベルト/ 即興曲 As-Dur
ヨハネス・ブラームス/ ワルツAs-Dur
フレデリック・ショパン/ワルツ As-Dur『子犬のワルツ』
フレデリック・ショパン/ワルツ『華麗なる円舞曲』

時間の都合上、アンコールはなしと思ってましたので、アンコールのご要望は予定外でしたが、嬉しかったです。何なら弾けるだろうか考え中です↓
ルートヴィッヒ・ファン・ベートーヴェン/『エリーゼのために』とフレデリック・ショパン/幻想即興曲を
アンコールとして演奏しました^-^



大大大好きな高校時代の友人達と記念撮影です^-^


このようなサロンコンサートを今後も続けていきます。
次のプログラムを只今考え中です。次回を楽しみにしていて下さいませ^-^

皆様 有り難うございました。


XOXO











2016年8月5日金曜日

ラジオ生出演/ 飴田彩子さんのお部屋 life is...

出演してきました。
飴田彩子さんのお部屋 life is...

今回も楽しくて
飴田さんの上手なサポートと引導のもと
あれよあれよと
素のまま
話してきました。

スタジオにピアノがあったら
生演奏したい!と思うくらい
楽しい時間でした。

ラジオを聴いて下さった方がとても多くて
出演後にいろいろな方々から
感想を述べて頂きました。
これまた嬉しいです〜 〜(((o(*゚▽゚*)o)))

飴田さん、スタッフの方々、そして聴いて下さった方々、有り難うございました。
↑飴田彩子さん(左)綺麗で可愛いです〜 〜(((o(*゚▽゚*)o)))

2016年5月10日火曜日

Hello my favorite Ireland / アイルランド

5月のアイルランドは寒いです。
2月の寒さも5月の寒さも、同じく骨に凍入る寒いアイルランド。
だけど
2月も5月も変わらぬ美しいエメラルドグリーンの牧草地。
何とも優しいグリーンに
胸が
キュウウン〜
となります。

哀愁が漂い、今にも崩れ堕ちそうな古城や古教会。

偶然隣り合った行きずりの人々と
ビールやウイスキーを飲み交わしながら、
其々が好きな楽器を抱え
歌い合う陽気さ。

魅了されます、
とことん
この国には。

お勧めの観光スポットは
次回ご紹介します^-^

今日の
ぜひご紹介したいのは
アイルランド人の作曲家、Jesse Ronneau
です。

音の作り方が繊細かつ緻密で
リズムと音色の軽やかさと
巧みに作曲されたポリフォーニックによる、各声部の戯れるような絡み合いも
この曲の魅力です。

そのJesse RonneauがJunkoのために作曲してくれた"otalgia"というタイトルの
ピアノとライブエレクトロニクスの曲を
2013年の5月にアイルランドで初演を行ないました。

このリンクをクリックして頂くと
楽譜を見ることができます。
http://www.jesseronneau.com/Jesse_Ronneau/Scores_files/otalgia%20a.pdf

こちらのリンクをクリックして頂くと
演奏録音が試聴出来ます。
素敵な曲ですよ^-^
Otalgia by Jesse Ronneau

(アイルランドのケリー州内の草原にて佇んでみる( ̄▽ ̄) てへ\(//∇//)\ )
xoxo

2016年5月6日金曜日

Hello my favorite world Heritage / Maulbronn Monastery / マウルブロン修道院

ユネスコ世界遺産に登録されている
マウルブロン修道院。

修道院といえば
これ↓
ビールです^-^
(Noriko, Hiroko, Keiko. from left)

12世紀、修道院はビール醸造技術者の養成機関でもあったそうです!(◎o◎)

頭脳明晰な修道僧達は、
古文書から得られるビール作りの技術を体系化しました。

師から弟子へと秘訣を伝授し、
年月と共にビールの醸造技術を高めていきました。

評判の修道院ビールは市場で高価に取引され、
修道院の貴重な財産になっていたそうです。

という↑非常に貴重な情報は
オーディオガイダンスでも
案内書でも
教えてくれませんでした( ̄▽ ̄)



シュトュットガルトから
のどかな小麦畑や菜の花畑、
数々の森を抜けて
車で約一時間。

6千人しか住んでいない
小さな村。

夜は闇に包まれて
さぞかし
真っ暗闇。

そのような
マウルブロン村に創設された神学校に
あの『ケプラーの法則』のヨハネス・ケプラー(1571-1630)
あの 『車輪の下』『知と愛』などを執筆したヘルマン・ヘッセ(1877-1962)
あの『ヒュペーリオン』を書いたフリードリヒ・ヘルダーリン(1770-1843)
などの
ドイツ出身で世界的歴史的存在の天文学者、文学者、思想家が学んでいました。

ヘッセは 自伝的小説『車輪の下』にて神学校を脱走し連れ戻されたことを書いています。
それが
このマウルブロン神学校(修道院)だったのですね!(◎_◎;)
『知と愛』では、変名して『マリアブロン修道院』が舞台になってます。
多感な時期をこの神学校で過ごしたことにより
『精神』(神学者としての精神、思索家としての精神、芸術家としての精神など)のあり方について
ヘッセは一生自問自答していくことになったのではないかと
わたしは感じました。


マウルブロン修道院は四面しっかりと高い城壁で囲まれています。↓

そして
修道院といっても、
礼拝堂があるだけではなく、
様々な施設があり
黒い森の闇の中に浮かぶ修道士達の町であったようです。

12世紀半ばに修道士達に設けられ、
現在でも礼拝所、製パン所、家畜小屋、守衛小屋などの施設残っています。


この↑奥のパラディースと名付けられている回廊は
ゴシック式建築です。

伝説によれば、この↑噴水のある場所をラバが泉を掘り当てたそうです。
天井にはラバの絵が描かれています。(写真では見えません(⌒-⌒; ))

町の名マウルブロン(Maulbronn)は、ラバの噴水(Maul=馬やラバの口、Bronn=噴水)に由来しているそうです。



下のアーチ部分は半円形のロマネスク建築で、天井はゴシック建築の礼拝堂↑
オルガンは2013年グレンツィング 製です。
35のレジスター(ストップ)と
3つのマヌアル(手鍵盤)
ペダル(足鍵盤)付きです。
祭壇の後方にある、素晴らしい木造彫刻の聖歌隊席です↑
この木造彫刻
精巧かつ緻密で
もの凄く心に強く迫ってきます。
グレゴリア聖歌を
重々しく
厳かな気構えで
歌ったのであろうと
神気が伝わってきます。

修道院の中は
どこもかしこも 
寒いです。

体を温めることの出来た場所は
ここ中庭↓です。
太陽ポカポカ
マグノリアも気持ち良さそうに揺れています^-^
大好きな先輩達も
気のせいか
暖かい中庭では
オーディオガイダンスを
しっかり時間をかけて 
聞いておられます^-^
そういう純子が
一番しぶとく
中庭から
出ようとしませんでした (⌒-⌒; )
修道院内は底冷えが凄まじくて... (⌒-⌒; )
(beutiful Hiroko right, pretty Noriko left)
 (lovely keiko)
オーディオガイダンスを聞きながら廻ると
1時間半くらいかかります。

手も鼻も足先も
凍ったかのように 
冷たくなってしまいます。

なので、
修道院をしっかり観た後は
修道院ビールで
暖まって下さい^-^

以前は鍛冶場だったらしいというレストランでの一杯が
一番上の写真です。
わたしは暖かいココアを飲みました^-^